会社の方も、そうでない方もアプリ開発をしていく中で、自分の常識が相手に通じない事がよくあって、もちろん自分の説明不足ではあるのですが、そうならない為、あらかじめ、先方に伝えておく事がいくつもあったので、いくつか記載をしてみます。
バグ
・バグは出ます。なので、出ない為には、という事も大事ですが、出たらどうするか?という事をあらかじめ決めておきましょう。
※お客さんの中には、バグが出るのは不良品という考え方の方がいます。どんな有名なアプリもバグフィックスの更新をしてるので、そこで納得してもらいましょう。
・新しいOS、新しい端末による新規のバグは、「修正」でなく「更新」という認識で費用をとりきめましょう。修正とすると、永遠にバージョンアップのたびに無料補修が生じます。
・アンドロイドは特に、端末によってバグが出ます。治らないバグもあります。原因不明なのが多々。他に同時に動いてるアプリがメモリを圧迫してたり、お客さんが操作ミスしてたり。あと、よくわからないメーカーの端末を使っていたり。全ての端末の動作は、無理という事を割り切って、90%あまりの端末で使えるくらいで妥協する事を求めましょう。android2系は切る。という事が最たる例だったりします。
※google mapがgoogleアカウントにログインしてないと使えないとか。
・アプリ開発・サーバー開発・デザインで動いていた時、問題発生時に、責任を求められるのはアプリ開発者でも、修正には、サーバー・デザインが必要になる事が多いので、ちゃんと連携をとりましょう。バグが出た場合に、原因を自分の責任と認めない会社にあたってしまう場合には、原因や端末側でのログを取得して指摘をするしかありません。
・twitter・facebookについては、勝手に仕様変更をして、勝手に使えなくなる事があります。あらかじめ認識してもらいつつ、そういう場合の修正は、バグ修正でなく、更新としておきましょう
確認
・確認をしてもらいます。それだけです。怠ったらいけません。問題が発生した場合には「確認してもらっていたと思うのですが。」と言いましょう。担当の方と、共同で作ってるという事で、バグが出たら、全体の責任である。と考えてもらいたいです。
プロモーション
・アプリを公開しても、誰もダウンロードしません。何か広告や、少なくてもプレスリリースは打つ必要があります
※公開したら使うだろうと思う人がいます
登録
アプリで登録作業を行う際に、恐ろしいほど長い項目を必須項目にしようとする人がいます。一旦、htmlでformでも作って、打たせてみましょう。もちろん、こういうところは、項目が5回は変更があります。
※家族構成・家族の名前・ペットの有無まで必須入力のアプリを作った事があります。
環境
・アイフォンアプリはアイフォンでしか動きません。アンドロイドアプリはアンドロイドでしか動きません。ウインドウズフォン用はウインドウズフォンでしか動きません。ガラケーでは、スマホ用のアプリは動きません。